出典元:バッグと靴が赤 画像:WEAR
なぜ多くの人はたくさん服を買ってもおしゃれに見えないのか?
ファッションブロガーで、独自に開発したメソッドによるファッションレッスンも行っている小林直子さんは「おしゃれの勉強をしていないからです」と即答します。
⇒【写真】ファッションのリレーションとは。
なんでもおしゃれには、「おしゃれなるための手順があり、きちんと学ぶことができる」のだとか。そこで今回、インテリアショップの販売職であるカオリさん(25歳)が小林直子さんに弟子入りし、「おしゃれ」を学んできました。第1回は「3色ルール」、第2回となる今回は「リレーション」です。一緒におしゃれについて学びましょう。
◆「リレーション」って何?
カオリ:おしゃれには「リレーション」が必要ってことですけど、そもそもリレーションってなんですか?
小林:関係という意味です。
カオリ:ファッション誌で「リレーション」なんて言葉を見たことないんですけど……。
小林:だって、私しか言ってないんですから。庭のデザインをするときに、花と花同士、似た色でつながっているのなら、その色をリレイティブカラーと言います。洋服の場合は、色だけではなくて、柄やシンボルでもリレーションをつくってもいいので、私はそれをリレーション、つまり関係と呼んでいます。
カオリ:具体的にはどういうことをいうんですか?
小林:前回、全身の色を3色以内でまとめる3色ルールの話をしましたよね。例えば、ネイビー、白、赤と自分で決めたら、その3色で全体のコーディネートをつくるというルール。
カオリ:はい。ネイビーのジャケットにジーンズ、それから白いTシャツと、赤いバッグ。これだったら3色ルールでいいですよね。じゃあ、リレーションは?
小林:リレーションは関係という意味なので、一つでは関係とは言いません。だから、赤いバッグを入れたら、靴まで赤くして、バッグと靴で関係をつくります。すると、そこにリレーションができます。
カオリ:なるほど。じゃあ、バッグだけ赤で、靴は白だとどうですか?
小林:白いTシャツと靴でリレーションはできたけれども、赤は1点なので、リレーションとは言いません。それでも構わないけれども、赤いバッグをよりおしゃれに見せるためには、赤いバッグとほかの何か、例えば靴でもいいし、ベルトでもいいので、関係をつくると、よりおしゃれに見えるというわけ。
カオリ:関係させるのは、靴とバッグの二つということですか、それともそこにベルトまで入れないとだめなんでしょうか?
小林:2点以上で関係ができるので、2点でも3点でも、それ以上でもいいです。
◆リレーションはなんでもつくれる
カオリ:リレーションをつくるコツは、バッグとか靴とかベルトとか、そういう洋服以外のものっていうか、そんな感じでしょうか?
小林:洋服でもいいです。例えばネイビーのジャケットにジーンズ、それに白地に赤とネイビーのボーダーシャツと赤いバッグ、洋服の一部に赤い色が入っていてもいいし、もちろん全部赤でもいいわけです。
カオリ:その場合、靴は何色にするんですか? ネイビー、赤、白?
小林:どれでもいいです。赤を強調するなら赤でもいいし、赤い靴なんて持ってないなら、白でも構いません。
カオリ:ネイビーのジャケットとジーンズに白いTシャツと赤いバッグ、それに靴が赤だったら、白だけ一つになっちゃうんですけど、それでもいいですか?
小林:すべてのものが何かとリレーションをつくらなきゃいけなってわけでもないので、全身で3色以内だとしたら、白だけが1点になっても問題ありません。
リレーションはバッグ、靴、ベルト、帽子、スカーフでつくることが多いです。けれども、これも絶対そうでなければいけないというわけではなくて、ただそういう場合が多いという程度です。
カオリ:じゃあ、とにかくまずは全身を3色以内にして、あとは例えば靴とバッグを同じ色にするとか、バッグと帽子を同じにするとか、そんな感じにすればいいんですね。でも例えば、仕事に行くときなんか、赤みたいな派手な色は使わないんですけど、そういうときはどうしたらいいでしょうか?
◆黒やシルバーのリレーションだっていい
小林:リレーションは別に派手な色でつくる必要はないので、黒なら黒でもいいし、シルバーでもいいですよ。
カオリ:黒だったら、黒い靴と黒いバッグ、黒い帽子みたいな、そんな感じですか? なんか普通っぽいですね。
小林:普通ですけど、オフィシャルな感じはするので、お仕事へ行くときなんかには、その程度でも、意識しないで適当に選ぶよりはおしゃれに見えます。
カオリ:なるほど。あと、最初に言ってた、柄とかシンボルのリレーションってなんでしょうか?
小林:洋服の場合、リレーションは色でなくてもいいのね。例えばボーダーだったら、ボーダーのTシャツと靴下とか、水玉だったら、水玉のブラウスと水玉の傘とか、柄同士でリレーションをつくってもいいです。
とにかくなんでもいいから自分が好きなものを集めればいいのね。同じように自分が好きなシンボル、例えばリボンモチーフが好きだったら、いつもリボンがついているものを選ぶとか、そんなものでもいいし、鳥が好きなら鳥で、ハートならハートでリレーションをつくってもいいでしょう。
カオリ:ハートばっかりだと、なんかくどそうですね。
小林:そうね。シンボルの場合は、あんまり多いとおかしな感じがするから、例えばバッグのチャームと靴下のポイントの刺繍とか、ポーチの柄とか、そんな程度にしたほうがいいでしょうね。
カオリ:ポーチもいいんですか?
小林:もちろん。自分を一枚の絵のなかにいると考えてください。その絵のなかでリレーションができていればいいわけ。
◆自分を一枚の絵だと考える
カオリ:そうなんだ。じゃあ、ほかにどんなものでもいいんですか?
小林:色だったら、バッグとイヤホンを同じ色にするとか、ペンケースでも、ボールペンでも、なんでもいいです。とにかく自分が入っている一枚の絵のなかでリレーションができていればいい。
カオリ:例えばペットボトルの飲み物でもいいんですか? オレンジって決めたら、オレンジジュースをいつも選ぶとか。
小林:絵のなかでリレーションができるのだったら、それもいいです。
カオリ:なんか面白いですね。
小林:そこまで考えると、選択の幅は広がるし、派手な色でも持つことができます。とにかくなんでもいいので、自分がこの色と決めたら、その色のものを集めてください。自分が赤でリレーションをつくると決めたら、これからは赤いバッグ、赤い靴、赤いマフラー、赤いイヤホン、赤いペンケースとか、そんなふうに集めていってください。
カオリ:赤い自転車もいいですよね。
小林:そのとおり。いつも何かを買うときには意識して、自分が選んだ色を集めて、コーディネートをつくるときには3色以内で、かつどこかにリレーションができるようにしましょう。それだけでかなりおしゃれに見えます。
カオリ:わかりました。どうもありがとうございました!
<TEXT/小林直子>
【小林直子】
本当にあんなに効果が出るんなら嬉しいんだけど、
(ちょっと現実離れした)
インチキ商品のような疑惑を感じるのも普通だよね。
わたしが気になっているのはコレ・・・
実践者の暴露レビューとかを参考にして
購入するかどうか決めようと思って
ネットで色々調べたら
そんなに悪い評判や口コミが無いんですよ。
サポートもしっかりしてる★と評判が良さそう
どうしよう・・・これはGO!かな?